アルバムジャケットの秘密に迫ろう! ~大丈夫、ファミ通の攻略本だよ~
- Chip Jacky
- 2020年6月20日
- 読了時間: 6分
・・・アルバムジャケットの魅力について考えてみないか?
世の中には、いろ~んなCD、レコードなどが存在しておりますね。ロック、ポップ、ジャズ、ブルース、クラシック........ただ、こいつらには必ず共通点があることに最近気づいちゃったんだよね!こいつらは必ず「ジャケット」と呼ばれる表紙、裏表紙がついており、中に円盤状の記憶媒体が梱包されているんだよね。これはもう、フリーメイソンの仕業なんだよね(関暁夫)。話は聞かせてもらった!人類は滅亡する!!
そんな冗談はさておき、どんな音楽にも必ず存在しているのが「アルバムジャケット」。その内容は多岐にわたり、ミュージシャンたちがアルバムに込めた思いを具現化したイメージや、単純に好きなもの、果ては死んだバンドメンバーの遺体など、様々なものがジャケットになっている。もちろん、我々が気にするのは音楽そのものなので、なかなかジャケットをまじまじと見ることはないかと思うが、たまにあるよね?「お、このジャケットいいな~」なんていうCDやレコードが。今回は俺が気に入っているアルバムジャケットをいくつか紹介する記事にしようと思っているよ。
また、今回はアルバムジャケットがテーマなので音楽については一切触れない。長くなってめんどくさいから。
①First Collection / Hydeout Productions

1枚目はこれ!このCDはあのNjuabesが所属していたハイドアウトプロダクションズから発売されたコンピレーションアルバム。繊細かつ大胆な絵からは迫りくるような勢いを感じる。なんとなく寂しさや切なさを感じる配色やタッチが個人的にはGood。背景が真っ白っていうところもいいね。僕はレコードで持ってます。レコードはいいゾ。
②††† / †††(Crosses)

2枚目はこちら!先日の記事でも紹介したCrosses唯一のアルバムから。これはなんと説明すればいいかわからないけど、とにかくドストライクなジャケットだった。胸キュンってこういうこと?やだ、これって、、、恋? このジャケットを見た瞬間、「あ、これTシャツにプリントされてたらかっこいいだろうな」って感じたくらいにはファッショナブルなデザインだと思う。絵として飾る、というよりはファッションとして身に着けたい!そういう意味で優れたデザインだな~と思ったし、バンドのなんとなくの雰囲気もわかるよね!
③Biophilia / Bjork

お次はビョークのバイオフィリアだ。ビョークはアルバムやPVごとに衣装がガラッと変わるし、世界観もよくわからないしで見てる、聞いてるこっちがいっぱいいっぱいになるんだけど、このジャケットはそんなビョークの世界観がばっちり表現されている気がするし、目をつぶってたたずんでいるだけなのに迫力があって息をのむいいジャケットだと思う。細かく見るとビョークの体から星座のようなものが出てるし、持ってるものもよくわからないし、深くは考えないほうがいと思うよ。この人普通に怖いし。
④Diamond Eyes / Deftones

お前デフトーンズ好きすぎるだろ。という声が聞こえてくるけど静かにしてください。なぜなら、メタル界で一番神々しく輝く高貴なジャケットの御前だから。デフトーンズはジャケットに動物を採用することがよくあるんだけど、このダイアモンドアイズでは真っ黒な背景、つまり暗闇で真っ白なメンフクロウが雄々しく羽を広げている。この黒と白のコントラストはただのメタルバンドじゃない、彼らの唯一無二の音楽性を表現しているようで、最高のアルバムジャケットだと思う。また、バンド名とアルバム名も邪魔になっていない。
⑤In Rainbows / Radiohead

最高だね。レディオヘッドのインレインボウズ。このジャケットはレディオヘッドとよく仕事をしている芸術家の「スタンリー・ドンウッド」という人の作品で、ファンの間でも人気のジャケットらしいよ。「https://diymag.com/2016/03/22/radiohead-in-rainbows-new-album-lp9-stanley-donwood-interview」このインタビュー記事によるとペンの代わりに注射器で作品を作ろうとしていたらしいけど、全部読んでも意味不明だった。芸術家の考えることはよくわからないけど、それでもこんな素晴らしい作品ができるんだからすごいよね。
⑥Down on the Upside / Soundgarden

この大物感よ。この作品はサウンドガーデンが1度解散する前に発表したアルバムで、この堂々たるたたずまいは名実ともにサウンドガーデンがグランジ界の王者となったことを示している。ように見える。メンバー4人のシルエットがまるで敵組織の四天王みたいで全員強そうなのがいいよね。しかも全員何らかの能力を持ってそうで手ごわいぞ。
⑦Great Southern Trendkill / Pantera

シャー!(迫真)
蛇だよ蛇。パンテラのアルバムはすべて漢字二文字で片付けられるんだけど、このアルバムの名前は「鎌首」。すっげぇ直接的。このジャケット見ただけで男の子の欲しいエッセンスがすべて詰まっているのがわかる優秀なアルバムだし、実際中味もそんな感じ。この黄金っぽい蛇の体表と赤色のイメージカラーの混ざり具合といい、こんなアルバムジャケット見たら全員中学生に戻っちゃうよ。力こそパワー(メタル)。
⑧The Dark Side of the Moon / Pink Floyd

そうですね、やっぱり僕は王道を征く / 王の帰還 / 王者の風格 / 狂気
アルバムジャケットといってこれを外すわけにはいきませんよね~。ピンクフロイドはプログレバンドらしくアルバムジャケットにも力を入れており、「ヒプノシス」という超有名アート集団が多くの作品を作っている。ヒプノシスはピンクフロイドの他にも名だたるミュージシャンの作品を作っているから一度チェケラ。名ジャケットと言えば必ず誰かが挙げるほど有名なコイツは、中身は知らなくともジャケットは見たことある人が多いんじゃないかな?事実、とんでもないヒットアルバムで、ビルボードチャートに15年も居座り、5000万枚以上売れたという話もある。この光の屈折、分散を表現したジャケットは、学術的な本や教科書などでも目にする基本的な構図、らしい。太陽光は白色光と呼ばれるいろんな色を含んだ光であり、それをプリズムに通すと屈折によって分離し、波長の長さごとに分かれ度合が異なるんだとさ。一応調べたよ。
どうでしたかね~。この中でお気に入りのジャケットは見つかりましたか?それとも俺の趣味が悪い?傷つくぞ。この記事書いてて思ったのが、本当に世の中にはいろんなジャケットがあって、あーでもないこーでもないとミュージシャンが頭ひねって考えて作ってるんだろうな~って感じですよ。当たり前だけど。そのジャケットからミュージシャンの思いや音楽の本質をつかみ取ることなんて不可能だけど、単純にデザインとして気に入ったり、思い出の1枚として記憶に残るアルバムがあるとなんかうれしいよね。俺もみんなの好きなジャケットとか知りたいからどしどし応募してくれよな~。
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